当町は、近年入居者が増え戸数で279戸、人口で1,000人を超すようになりました。この多くの住民に集まってもらいコミュニケーションをする場所は、老朽化した狭いものしかありませんでした。
このような中、6月に市から「先進的事業の設備整備のかかるハード事業」の交付金を受けられる内示がありました。この事業は単年度で実施することが必要と聞き、何とかしなくてはと相談や先進地の調査などを進め、建設委員会も立ち上げて検討願い構想を纏めて戴きました。
施設には交付を受ける条件があり、それらを設計に組み入れて鉄骨平屋建て364u で建設しました。多目的ホールは135u の大広間で会議や室内スポーツが出来、可動間仕切りで2部屋に分割できる構造となっています。相談室は14畳の畳の間でお茶やお花などの出来る設備も配置した部屋です。また調理室は28u で中央に業務用厨房を備え、料理教室等に使用して戴ける設備となっています。もちろん全館バリヤフリーですし、ユニバーサルトイレも設置しています。
この設備は上田町の皆様はもとより近隣の皆様にも使って戴きたい設備で、文化や安全安心の発信の拠点として利用して戴ければと考えています。