県営住宅は、1970年〜1972年にかけて、1棟〜6棟の144戸が建設されました。当時は、田園風景豊かな環境でした。1974年には、自治会が結成され新興住宅ゆえの団結力の弱さを課題として活動を開始されました。それから40年あまりで周囲の環境が変化し、大型商業施設、マンションの建設、市街化、周辺道路の整備も進み、駅にも近く交通アクセスは格段に向上し便利になりました。居住者数にあまり変化はありませんが、近年は高齢化し、母子家庭、外国人の入居者も少なくありません。1994年〜2008年の間には、当時の自治会長を中心とした自治会役員による多額の使途不明金を出す不祥事がありました。また、マスコミにも報道された事件が発生し、県営住宅自治会の歴史に汚点を残すことになりました。
県営住宅鷹飼団地は、旧自治会の解散、住民の願いであった「あゆみ会」の自治会としての承認等により、2008年9月に発足しました。民主的な自治会による明るく住みよいまちづくりをめざし活動してまいりました。集合住宅ゆえの問題や自治会離れが発生しておりますが、春・秋の清掃、運動会等行事への参加、人権学習会、夏まつり、消防署の指導による消火訓練などを開催し、多くの住民の方の参加を呼びかけております。自治会発足当時の先人に学び、住民の団結、会員の拡大にも努めていきたいと思います。