鷹飼北は、田畑の広がる田園地帯であったが、昭和58年から近江八幡駅南部土地区画整理事業が進められたのに伴い、宅地として再開発され、平成に入ると少しずつ住宅が建築され始めた。平成7年に、駅前通りが安土方面に通り抜けできるようになると、交通の流れが変わり、新興住宅地として大きく様変わりした。平成13年に住居表示が変更されて、「鷹飼町北」となった。平成元年には100世帯もなかったと思われる(当時は鷹飼町に合算されていたため記録はない)が、現在では約1000世帯が居住するに至っている。
鷹飼北連絡会は「鷹飼町北」の自治会として、平成22年に金田学区自治連合会に加入したが、地域住民の自治会加入率は低い。現在、1丁目を中心とするハートランドコミュニティ64世帯、三丁目コミュニティ38世帯、鷹飼町の飛地上蟻尾地区グループ18世帯の三地域コミュニティ、合計120世帯が加入している。
主な活動として、市広報の地域内全戸配布と、地域住民に愛され、みんなが憩える公園作りをしようと全戸に呼びかけ、駅南第一児童公園、蟻尾児童公園の清掃活動を行っている。駅南第一児童公園は、地域の中心にある公園で、春の桜の時期には大勢の花見客でにぎわっている。近年は、学区健民体育大会にも参加して、スポーツでも会員の交流を深めている。
また、本自治会に属する各地域コミュニティもそれぞれ独自に活動しており、一丁目では平成12年ハートランドコミュニティ設立以来、夏祭りと称して子どものゲームなどを交えたバーベキューパーティーが開催され、親子ともに楽しく交流を深めている。蟻尾地区グループでもバーベキューなどの親睦会が開催され、交流を深める取り組みがなされている。
今後は、自治会加入率の低い中で、より密なコミュニケーションを図ることが課題となる。魅力ある地域づくりを行うため、「なくてはならない自治会活動」を目指したいと考えている。