浅小井町は、近江八幡市の東にあって、織田信長の築いた古城文化の町で知られる安土町との境に位置する農村地帯であります。この浅小井町は、高木遺跡、文化財に指定されている薬師如来の仏像、その他社寺の宝庫であります。
また、浅小井町には祇園祭に巡行する曳山「人形屋台・単層露天式」が6基あります。 滋賀県下では、「日野水口形」と呼ばれる曳山の系列に属します。浅小井町の曳山は6基ですが、同形態の曳山は、現在、滋賀県では、水口町が16基、日野町が16基、安土町東老蘇が1基の合計39基が巡行しています。
また、浅小井町には古くからイ草の生産、加工等が盛んに行われ、地場産業として発展してきました。特に、畳表、円座などが近年まで受け継がれてきました。
平成の時代の現在は、少子高齢化、若者の自治会離れ、女性の活動の場づくり、核家族化や隣近所との関わりの希薄化、また今年の台風18号の水害及び予想される巨大地震等々の有事、防災に対する対応が問題化しています。
浅小井町の今後のまちづくりの方針は、防災に強いまちづくりをめざします。出会いづくり、そして、これからの若い人達が、この町に住みたい、住み続けたいと思ってもらえるまちづくりをめざしています。